尚友会－沖縄尚学（沖尚）の同窓会 SGAcafe

沖縄尚学高校も設立から25年以上が経過し、多くの卒業生を排出してきました。
沖尚卒業生は、地元はもちろん、日本中で、海を越えて海外で、グローバルかつ多方面で活躍されている方が結構多いと思います。
このコーナーでは、社会で活躍し注目を浴びている尚友会メンバーを独断と偏見でピックアップし、皆様にご紹介してまいります。
あの人も沖尚卒業生？という感じで、社会で活躍している先輩方を身近に感じてもらえると嬉しいです。

さて、「沖尚あの人、この人」の栄えある第1回目となる今月は、「沖縄でもっとも有名な
栄養士」といっても過言ではないほど活躍されている、2期生の宇栄原千春さんをご紹介いたします。
数年前に「えいよう相談室」を一人で立ち上げ、「おきなわカロリーブック」「手ばかりダイエット」などの本を出版、県内の書店でこの本を手にとった方も多いと思います。
そんな宇栄原さんに、独立のきっかけや動機などを伺いました！

2期の宇栄原千春です。
えいよう相談室(現：株式会社Caloria)を立ち上げた動機は、かれこれ20年前にさかのぼります。

小学生の頃から丸々としていた私はアメリカへ留学してサラに丸さに拍車がかかり、肥満になっていました。20歳のうら若き乙女の頃です。自分でダイエットしてはリバウンドを繰り返すうち、気分も落ち込み気味で、今、心療内科を受診すれば"プチ鬱"の診断がついたかもしれないような状態でした。そんな時たまたまテレビで目にしたダイエットセンターに思って通ってみたところ、なんと！10kgの減量に成功したのです。

そのダイエットセンターのサポート内容にいたく感動し、23歳で日本に戻ってから、このような仕事がしたいと思っていました。しかし同じようなサービスがなく、ないなら私が始められるかしら？という動機で起業を夢見るようになりました。

それからは栄養士の免許を取得し、管理栄養士の資格を取り、福祉施設や病院などで職務経験を積んだあと、いよいよ2006年に独立。

その後はスムーズに行くと思われた業務が軌道に乗らず、「今、望まれているもの、あるいは私が欲しいと思うサービスはなんだろう？」と試行錯誤するうちに『おきなわカロリーブック』へたどり着いたのです。思いをこめて作ったこの本は、おかげさまで、沖縄県内で大ベストセラーとなり1年経った今でも売り上げを伸ばしています。

その後2冊の本『手ばかりダイエット』『手ばかりダイアリー』を出版し、私がアメリカで受けたサポートのテキストは完結しました。(といってもまだまだ改良の余地はあると思っているのですけど)今後はこのテキストを利用してダイエットをサポートする仕組みを作るのみです。

私の好きな言葉は「願えば叶う」。願えば夢はどんどん近づいて来るのだと思います。20年前に描いた夢の輪郭が、だんだんハッキリしてきたような気がします。

そんな私の高校生の頃は？というと、特に目標があるわけでもなく、大学へ行ったらどんな大人になるんだろう？くらいにしか将来のことを考えていませんでした。ただ英語が好きだったので「英語がしゃべれるとかっこいいな。アメリカへ行けば何かあるかもしれない！」というワクワクした気持ちだけで留学を決めていたように思います。結果として「何かあった」ワケですから、当時の直感は正しかったのでしょう（笑）

さらなる高校時代の思い出を・・・と記憶をたどってみたところ、当時の沖尚はとても自由な校風で(今もかな？！)　夢見る自由を感じていたことを思い出しました。受験戦争真っ只中だったのですが、そんな中にも開放感を感じていたものです。若気の至りで、先生方へも言いたい放題だったことを反省しつつ、少しは大人になったかなぁと20数年前を懐かしく振り返っていました。

このような自分を省みる機会を与えていただき、尚友会の皆様方には感謝申し上げます。今後とも沖尚同窓会つながりで、どうぞよろしくお願いいたします！

宇栄原さんは、2009年3月には 地産地消をテーマにした、野菜がおいしいCafe「ランプリール」（http://caloriacafe.ti-da.net/）を宜野湾市にオープンし、活き活きとそしてますますエネルギッシュに活躍されています。
こだわりの人だけあって、ランプリールの料理には驚きがいっぱい！地元の食材がふんだんに使われ、彩りも鮮やか！見て楽し、食べて美味し、心からヘルシーな気持ちになります！
暖かみのある落ち着いた店内の雰囲気はオーナーの気持ちが反映されているようで、私のお気に入りです。
これからもますますのご活躍を期待しております。
宇栄原さん、お忙しい中、どうもありがとうございました。
（by 事務局 大城）

・下はランプリールの写真です。